古今和歌集994番の作者、原文、読み、分類に関するまとめ。
古今和歌集994番について
歌番号 | 994 |
詞書 | 題しらす ある人、この歌は、むかしやまとのくになりける人のむすめにある人すみわたりけり、この女おやもなくなりて家もわるくなりゆくあひたに、このをとこ、かふちのくにに人をあひしりてかよひつつ、かれやうにのみなりゆきけり、さりけれともつらけなるけしきも見えて、かふちへいくことに、をとこの心のことくにしつついたしやりけれは、あやしと思ひて、もしなきまにこと心もやあるとうたかひて、月のおもしろかりける夜、かふちへいくまねにてせんさいのなかにかくれて見けれは、夜ふくるまてことをかきならしつつ、うちなけきてこの歌をよみてねにけれは、これをききて、それより又ほかへもまからすなりにけりとなむいひつたへたる |
作者|歌人 | よみ人しらす |
和歌 | 風ふけはおきつ白浪たつた山よはにや君かひとりこゆらむ |
読み仮名 ふりがな |
かせふけは-おきつしらなみ-たつたやま-よはにやきみか-ひとりこゆらむ |
分割 | かせふけは おきつしらなみ たつたやま よはにやきみか ひとりこゆらむ |
ローマ字読み 大文字 |
KASEFUKEHA-OKITSUSHIRANAMI-TATSUTAYAMA-YOHANIYAKIMIKA-HITORIKOYURAMU |
ローマ字読み 小文字 |
kasefukeha-okitsushiranami-tatsutayama-yohaniyakimika-hitorikoyuramu |
巻数 | 巻十八巻|雑下 |